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最後の診断


本格的に読んだ初めての翻訳本。アーサー・ヘイリー作です。

最後の診断


翻訳表現の回りくどいところに慣れなくて、何度も読み返したり
登場人物を覚えきれずに前のページに後戻りを繰り返したので
時間がかかりました。でも、おもろかった。


若い女性患者(ビビアン)が、左膝の骨肉腫の診断により左太ももを切断
する場面は詳しく表現してあり、TVの手術シーンを連想しましたな。ドキドキです。


嫌われ者で、看護婦やインターンから恐れられている主人公ジョー(ジョゼフ)・ピアソンは
スリー・カウンティズ病院の病理学部門長。
新任の病理検査技師ジョン・アレグザンダーの妻エリザベスは旧態依然とした出産前の検査で
ジョーの診断により、子供を死なせてしまう災難に合います。


その後、院内感染(チフス)が発生し、病院としては感染源を早く特定させなければなりません。
ジョーは、誤った診断の反省からかこれまでの嫌われ者の所作と異なり
優れた病理学者として動きます。
緊急会議の席上、「病理部門が衛生対策の欠陥に気づけなかったことが
院内感染の原因であり、責任者である私の責任でもある」と発言。
感染源特定の作業では、不眠不休で先頭に立ち感染源を突き止めます。

ここでのジョー・ピアソン、しびれましたね~。カッコ良かった。
ここでは書きませんが、まだカッコ良い場面があるんですよ。



病院とか医者、看護婦(今は看護師)の世界はまるで知りません。
病理学という部門のことをこの本で初めて知りました。
50年ほど前に発売されたものなのに、病理業界ではバイブル的に読まれているようです。


46年前、こんなマイナーな本が原作として日本テレビ系列火曜劇場で
放映されてたらしいです。びっくりやね~(*_*)

最後の診断



64(ロクヨン)

横山秀夫作サスペンス小説

もう圧巻というか、怒涛のように迫ってくるような感じで
あっという間に読み切ったわ。(2回目を読書中)
畳みかけるようなストーリーの展開に、前のページを何回見返したことか。


たった7日間しかなかった昭和64年に起きた少女誘拐事件。
所轄のD県警察内部では64(ロクヨン)という符丁で呼ばれ、被害者が殺され
未解決のまま14年経ちもうすぐ時効を迎える。

D県警察の警務部広報官の三上は、当時現場に詰めていた刑事。
今は新聞・TVの記者クラブ対応を中心として、刑事部発表の事象を
どこまで記者クラブに伝えるか苦悩しています。

たたき上げの刑事とキャリア出身者とのドロドロした、警察の内幕を丁寧に書いてあり
現実はこうかな~と思わせる。
主人公三上の心情は特に細かく描写されるので、感情移入してしまいました。



映画も観ました。かなり忠実に作ってあったけど中身の濃さでは原作には及びませんな~。
主人公の三上は不細工で強面な人相のイメージやけど
佐藤浩市さんが男前すぎるわ。





蝉しぐれ

藤沢周平作時代劇、名作ですな。

東北地方にある海坂藩の武士「牧文四郎」と幼馴染「ふく」の淡い恋物語です。
文四郎の父助左衛門の切腹、家禄の減俸、ふくが江戸詰になり、藩主のお手付き・・・・
時が経つごとに起きる様々な人間模様の中で文四郎は
剣の腕を上げながら父親切腹の謀を知っていきます。

NHKBSで再放送されたのを見ました。内野聖陽さんと水野真紀さん
による素晴らしいTVドラマでした。原作に負けないくらい感情移入しましたよ。


草笛光子さんのナレーションのバックに流れるメロディ。
心がざわざわして、キューッとなります。

簡単?なメロディだと思い作譜してみると、、、素晴らしい~~!
休符のないメロディを奏でるのが二胡?胡弓?なんとも言えない悲しく切ない音色です。

蝉しぐれ


21小節目サビに入るところの経過音ド♯が良いですな~。
5小節目と同じように、♯なしのラシドレと行きそうですがド♯。
ただの経過音なのに目立つこと目立つこと。

結論なき追記:コードがA7なのでド♯はコード音で当たり前といえば当たり前ですが・・
Aメロの入り(5小節目)が耳に残ってるから・・・やろ~な。。


コードはヤマハのコードアプリ「コードトラッカー」で確認。
まあこれにも脱帽。作編曲は小室等さんらしいですがこんな簡単なメロディに
難しい洗練されたコード。

11小節目から、B♭・C・D♭dim・Dmはベースが半音ずつ上がり
13小節目から、E♭dim7・Gm/D・A7/D♭・Dm/C・G/B・B♭・Dm/A
ミ♭・レ・レ♭・ド・シ・シ♭・ラ  と半音ずつ下がります。

スケールを理解できてなく、コード音を聞き取れない自分には
リスペクトしたい小室等さんですな。

霧の旗

今回も小説の話です。
小説も音楽や映画と同じ感動を受けますな~。(T_T)

松本清張作。「霧の旗」
九州で起きた殺人事件の容疑者として逮捕された兄が、死刑判決を受けたあと獄死。
兄の逮捕後、主人公の妹桐子は、東京の高名な弁護士に弁護を頼むが
高い弁護料に断念せざるをえず。
兄の死刑判決も獄死も、この弁護士が弁護を引き受けてくれなかったからと(逆恨み?)
上京して、ホステスになり弁護士に復習する、と言う物語。

これを読んだのは小学6年~中学2年ぐらいの時。(確か・・・そうやった・・)
なんともおませな子供や。結構衝撃的(当たり前やろ)


桐子の外見を紹介するシーン。
「薄い唇に一重瞼で鼻筋がスッと通って冷たい感じ」みたいな書き方をしてあった・・と思う。
この部分が印象的でね~。

桐子は倍賞千恵子さんがピッタリやなって思ったけど
その通りの映画が封切りになってびっくり。
霧の旗


小学校高学年のとき、本をよく読んでました。
借りた本を羅列してある学校図書館のカード(3ツ折)は全部埋まって2枚は使い切ったかな。
そのせいか、よく本を読んでた3人が選ばれて
講堂の舞台の上で1冊の物語を3人で朗読させられました。
丸暗記したものを朗読でっせ。
親父に相談したら、とにかく書いて覚えろと、泣きながら書いて書いて何とか覚えたような
・・・辛かった記憶です。





コロナにかかりました。オミクロン株のようです。
37.5の熱と喉の違和感があって、発熱外来へ行くと陽性。

嫁も家庭内感染、彼女の熱はほとんどなく少しの咳だけ。

ライブ断念、ゴルフ・テニス断念2~3回、予定変更連絡・謝罪が大変でした。

会社の自宅待機指示はきつい!!(;゜0゜)

壬生義士伝

今日から仕事始め&ブログ始めです。
今年もお付き合いのほどよろしくお願いします。

本(小説)の話です。浅田次郎作で、新選組始末記のような内容かな?

これほど泣かされた小説はありません。
出張先の電車で読んでいましたが、涙が止まらず
向かいに座ってた人に恥ずかしくなり、読むのを止めました。

新選組の中で一二を争う剣の使い手、吉村貫一郎。
出身は東北盛岡南部藩。下級武士であり給金の低さに生活できず
新選組で金を稼ごうと脱藩。

北辰一刀流免許皆伝の腕前を持ってしても、藩校で助教になるほど頭が良くても
その日の食い扶持に困っている。
武士としてまた立場上、お役料の値上とか、金を貸してくれとかは口が裂けても言えない。
万策をつき、出した結論が脱藩だった。

おもさげながんす。(申し訳ありません)
南部の武士ならば、見事石ば割って咲げ。盛岡の子だれば、北さ向いて咲げ。

盛岡弁も秀逸で、繰り返し響いてきます。
泣かされるだけでなく、心の奥深く浸透してくる小説です。

時代劇ですが人の心の機微、本音や建前、家族を思う気持ち等々
現代とあまり変わりはないですな。

この本を読んだ後、盛岡の石割桜を見たいと思い
小説最後に出てくる、大野次郎右衛門の候文を覚えようと思いました。
何も実現していませんが・・・こんなに入り込んだのは初めてでした。



映画化もされています。
よくできた内容でそれなりに楽しめましたが、原作にはかないません。





プロフィール

tucson

Author:tucson
好きな曲の範囲は狭く、偏狭的ですが音楽大好きです。
いい年ですがアマチュアバンドで下手なドラムを叩いています。

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